定期テストが終わると、学校でテスト直しをすることが多いと思います。間違えた問題を何回も書く。正しい答えをそのまま写して提出する。こういった形で取り組むこともあるのではないでしょうか。
答えを写しただけでは、次のテストで使える知識になっているとは限りません。
テスト直しで考えてほしいのは、「なぜ間違えたのか」ということです。
間違えた原因を見つけて、もう一度自分で解けるようにする。そのために使う時間が、テスト直しなのです。
テスト直しは、答えを写す作業で終わらせない
答えをノートに写せば、提出物としての形は整います。ですが、ノートが埋まったことと、次に同じタイプの問題を自分で解けることは別です。
正しい答えを確認したら、自分の答案と比べて、どこで間違えたのかを見てください。そこを確かめずに写し終えてしまうと、提出するための作業で終わってしまいます。
まず見るのは、間違えた原因
同じ不正解でも、解き方が分からなかった場合と、解き方は分かっていたのに計算で間違えた場合では、原因が違います。
- そもそも勉強不足で、解き方が分からなかった
- 公式や用語を覚えていなかった
- 解き方は分かっていたけれど、計算ミスをした
- 答え方や記述の仕方がうまくいかなかった
- 問題文の条件を読み落としていた
こうした違いを分けずに、すべて「間違えた」で済ませてしまうと、次に何を勉強すればよいかが分かりにくくなります。
まずは、自分がどういう間違い方をしたのかを短く書いてみてください。自分の言葉で原因を残すところから始めます。
解き直しノートは、自分の言葉で作り直す
解説を読んで理解できると、そのまま答えをノートに写したくなるかもしれません。ですが、解き直しノートは、答えをきれいに写すためのものではありません。
解説を一度読んで理解したら、いったん閉じて、もう一度問題を見ます。そのうえで、自分の言葉や式を使って答えを書き直してみてください。
数学なら途中式を自分で書く。理科や社会なら、理由や用語を自分で説明する。英語なら、答えの文を見ずにもう一度書いてみる。
「直した答えを写す」のではなく、「もう一度その問題を解く」。このつもりで取り組む方が、復習としてはずっと効果があります。
解き直しノートに残したいこと
解き直しノートには、たくさんの情報を詰め込む必要はありません。次に勉強するとき、自分がどこで間違えたのか、何に気をつければよいのかが分かるように残します。
- 間違えた原因
- 答えを見ずに解き直した内容
- 次に同じタイプの問題で気をつけること
例えば、「公式を覚えていなかった」「移項で符号を間違えた」「理由を日本語で説明できなかった」といった短い言葉で十分です。
こうして原因を残しておくと、次のテスト勉強でノートを開いたときに、自分の弱いところが分かります。ただ問題を解くのではなく、その弱いところを意識しながら勉強できるのです。
余力があれば、似た問題をもう一度解く
テスト直しをした直後に解けたからといって、それだけで身についたとは言い切れません。解き方を理解したのではなく、直前に見た答えを覚えているだけということもあるからです。
余力があれば、問題集などから似た形式の問題を選んで、もう一度解いてみてください。数字や聞かれ方が少し変わっても解けるなら、その単元の理解はかなり安定しています。
逆に、似た問題になるとまた手が止まってしまうのであれば、答えは覚えていても、解き方の本質までは身についていない可能性があります。
パスログでは、テスト後の答案から次の勉強を考えます
パスログでは、定期テスト後の答案や解き直しを見ながら、どの原因で点を落としたのかを生徒と一緒に確認します。
勉強不足なのか、計算ミスなのか、記述が足りなかったのか、それとも問題文の条件を読み落としていたのか。原因が違えば、次に取り組むべき勉強も変わるからです。
ノートを作って終わりにするのではなく、次のテストで同じミスを減らすために使う。そこまでを考えて、テスト後の勉強に取り組んでもらいたいと思っています。
定期テスト後にやることは3つ
答案が返ってきたら、まず間違えた原因を短く書く。次に、答えを見ずにもう一度解き直す。そして余力があれば、似た問題をもう一問解く。
この3つを意識して取り組むだけでも、テスト直しは、ただ提出するためのものから次の点数につながる復習に変わります。
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