通信制高校の勉強でまず意識したいのは、学校の仕組みが全日制高校とはかなり違うということです。

通信制高校には、自分のペースで学べる良さがあります。ただ、その分だけ「学校に行って授業を受ける時間」は少なくなりやすいです。

大学受験や定期的な学力確認を考えるなら、学校のレポートに加えて、自宅で問題演習を進める仕組みを作っておくことが大事になります。

通信制高校と全日制高校の大きな違いは授業時間

全日制高校では、週30単位時間の授業を年間35週行うことが標準とされています。単純に計算すると、1年間で約1,050単位時間の授業を受けるイメージです。

一方、通信制高校は、レポート、スクーリング、試験などを組み合わせて学習します。面接指導の時間数は科目や学校の仕組みによって異なりますが、標準としては、国語・数学・地理歴史・公民などは1単位あたり1単位時間、外国語や理科などは1単位あたり4単位時間とされています。

学校やコースによって登校日数は違いますが、毎日教室で授業を受ける全日制高校とは、学習時間の作り方がかなり違います。

レポートだけでは演習量が足りなくなりやすい

通信制高校のレポートは、単位を取るためにも、内容を理解するためにも大切です。

ただし、レポートを提出しているだけで十分な問題演習量が確保できるとは限りません。

勉強で力をつけるには、説明を読むだけでなく、自分で解く時間が必要です。数学なら実際に計算する。英語なら英文を書く。理科や社会なら、知識を思い出して答える。そういう頭を使う時間を増やす必要があります。

通信制高校では、自分のペースで進められる良さがある一方で、学校の授業時間だけでは演習量を作りにくいことがあります。だからこそ、自宅学習の中でどの問題を解き、どこを見直すかを決めておくことが大切です。

学校のレポートとは別に、教材を一つ決める

おすすめなのは、学校のレポートに加えて、自分で進める教材を一つ用意することです。

たくさんの参考書に手を出す必要はありません。まずは一冊を決めて、一定のペースで進めます。

  • 数学なら、例題と基本問題を解く教材
  • 英語なら、文法問題と英作文の練習ができる教材
  • 大学受験を考えるなら、受験用の基礎問題集
  • 学校の内容を固めたいなら、教科書レベルの問題集

大事なのは、「買うこと」ではなく「進めること」です。どの日に学校のレポートを進め、どの日に自分の教材を進めるのかまで決めておくと、勉強が流れにくくなります。

やる気ではなく、勉強の仕組みを作る

通信制高校の勉強では、進めやすい日と手が止まりやすい日の差が出ることがあります。

もちろん、気分に波があること自体は自然です。ただ、高校3年間の勉強をやる気だけに任せると、どうしても計画が乱れやすくなります。

だから、意識や気合いに頼るよりも、先にルーティンを決めておく方が現実的です。

たとえば、学校の登校日は学校のレポートを進める。登校日ではない日は、自分で決めた問題集をここまで進める。夜に時間が空いたらやる、ではなく、先に「この日はこれをやる」と決めておくイメージです。

自由が利きやすい分、自分である程度の区切りを作っておくことが、通信制高校の勉強では大切になります。

自分だけで難しいときは、外部の力を借りる

自分でルーティンを決めても、なかなか続かないこともあります。

その場合は、外部の力を借りるのも一つの方法です。塾に通う、添削を受ける、誰かに答案を提出する予定を作るだけでも、勉強を始める区切りを作りやすくなります。

「次までに宿題を出さなければいけない」「この問題を解いて提出する」と決まっていると、やる気が少ない日でも机に向かいやすくなります。

通信制高校の生徒さんにとっては、勉強内容そのものだけでなく、勉強を続ける仕組みを外に作っておくことも大事です。

問題演習は、解いて終わりにしない

問題集を進めるときは、丸つけだけで終わらせないことも大切です。

間違えた問題について、知識が足りなかったのか、解き方は分かっていたけれど計算や記述で崩れたのか、問題文の条件を読み落としたのかを見ます。

この確認をしないまま次に進むと、同じミスを繰り返しやすくなります。

通信制高校の勉強では、誰かが毎日横で答案を見てくれるとは限りません。だからこそ、自分の答案を残して、あとから見直せる形にしておくことが大事です。

大学受験を考えるなら、外部模試を受ける

大学受験を考えている場合は、外部模試を定期的に受けることも大切です。

通信制高校では、生徒さん一人ひとりの状況がかなり違います。そのため、校内での成績だけでは、自分が全国の受験生の中でどの位置にいるのかが見えにくいことがあります。

外部模試を受けると、今の学力、得意不得意、受験に向けた現在地を確認できます。

全日制高校では学校単位で模試を受けることも多いですが、通信制高校では自分で意識して申し込む必要がある場合もあります。受験を考えているなら、早い段階から模試を学習ペースの確認に使うとよいです。

パスログでは、学校外の演習量を一緒に作ります

パスログでは、通信制高校のレポートだけでなく、学校外でどれくらい問題演習を進めるかも一緒に考えます。

通信制高校向けに、問題演習の量を少し重点的に確保する授業も行っています。

生徒さんの状況に合わせて、どの教材を使うか、どのタイミングで提出するか、提出された答案のどこを直すかを見ていきます。

問題演習の習慣をつけたい場合や、外部の予定を入れて勉強を始めるきっかけを作りたい場合は、塾を使うことも一つの選択肢です。

通信制高校の良さは、自分のペースで学べることです。その良さを活かすには、自由に使える時間の一部を、少しずつ学習時間に変えていく必要があります。

レポート、問題演習、解き直し、模試。この4つをうまく組み合わせると、通信制高校でも学習状況を確認しながら進めやすくなります。

レポートや教材から、止まっている場所を整理できます

無料体験では、通信制高校のレポートや普段解いている問題をもとに、どこから進めるとよいかを確認します。自宅学習の進め方に不安がある段階でも相談できます。

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