「添削」と聞くと、テストのように点数をつけたり、丸つけをしたりするものを想像するかもしれません。

しかし、パスログで大切にしている答案添削は、点数をつけるための作業ではありません。

見るのは、間違えた問題の答えそのものだけではなく、その答案のどこで間違えたのか、そして間違えたときに何が足りなかったのかです。

同じ不正解でも、原因は一つではありません。知識が足りなかったのか、考え方は分かっていたけれど表現できなかったのか、計算で崩れたのか、答案の書き方が採点者に伝わらなかったのか。ここを分けて見るのが、答案添削の役割です。

答案添削は、点数よりも間違い方を見る

答案添削では、正解か不正解かを見て終わりにはしません。

その答案がどこで崩れたのかを分けて見ることで、次に戻る場所がはっきりします。

たとえば数学なら、公式を知らなかったために解けなかったのかもしれません。その場合は、まず似た例題に戻って、考え方を確認する必要があります。

一方で、公式や方針は分かっていたのに、実際に答案として書く段階で崩れていることもあります。

この場合、必要なのは単なる暗記ではなく、問題文の意図を読み取り、式変形や記述として形にする練習です。

同じ不正解でも原因は様々

数学の答案1枚だけを見ても、間違い方はいくつもあります。

  • 公式や基本事項を覚えていなかった
  • 解き方の方針が立てられなかった
  • 方針は分かっていたが、式変形や記述にできなかった
  • 問題文の意図を読み取れず、聞かれていることを取り違えた
  • 途中計算でミスをした
  • 答え方や記述の仕方が悪く、採点者に伝わりにくかった

これらをすべて「間違えた」でまとめてしまうと、次に何を練習すればよいかが見えません。

答案添削では、間違いの種類を分けて、その生徒に必要な練習を考えていきます。

自己採点では、答案の伝わり方に気づきにくい

普段の問題演習では、自分で丸つけをすることが多いです。

自分で丸つけをすると、自分の頭の中で考えていたことと答案の内容を同じものとして見てしまうことがあります。

本人としては「この式はこういう意味で書いた」と分かっているので、多少説明が抜けていても丸にしてしまいやすいのです。

しかし、答案は第三者が見て初めて評価されるものです。

採点者に伝わる形で書けているか。途中式や根拠が読み取れるか。答え方が問題の要求に合っているか。

この視点は、自分一人の丸つけだけでは見落としやすいところです。

個別指導との違いは、答案を主体に見ること

個別指導では、分からない問題を先生が解説することに重きが置かれることがあります。

答えがあり、その答えにたどり着くためにはどう考えればよいかを説明する。これはとても効果のある指導です。

ただ、それだけでは、生徒それぞれの答案に出ている細かな癖や、直すべき書き方までは見えにくいことがあります。

また、先生が「どこが分からない?」と聞いても、生徒が自分で分からないところを自覚していなければ、うまく答えられません。

本人が気づいていないけれど、実は直した方がよい部分は、会話だけでは見落とされることがあります。

答案添削では、生徒の答案そのものを出発点にします。そこに、その生徒の考え方の癖や、今足りていない部分が出ているからです。

答案を書くことで、分かったつもりを確認できる

解説を聞くと、その場では分かった気になることがあります。

でも、実際に自分で問題を解いて、自分の言葉や式で答案を書いてみると、まだ分かっていなかった部分が見えてきます。

内容は分かっているけれど、答案の書き方がまだ不十分だった。解き方は思い出せたけれど、途中の式変形で止まった。問題文の聞き方が少し変わると、何を答えればよいか迷った。

こうしたことは、答案を書いて初めて見えやすくなります。

だから、パスログでは「解説を聞く」だけで終わらせず、自分で書いた答案を見ることを大切にしています。

パスログでは、答案から次の指導を決める

パスログでは、まず生徒の答案をしっかり見せてもらいます。

そのうえで、知識の復習が必要なのか、似た例題に戻るべきなのか、計算練習を増やすべきなのか、答案の記述の仕方を直すべきなのかを考えます。

個別指導も必要に応じて行います。ただし、解説だけで終わるのではなく、生徒それぞれの答案に出ている癖に合わせて、どう直せばよいかまで見ます。

答案には、生徒本人が気づいていない情報がたくさん詰まっています。

その答案を見ながら、次にどんな指導をすれば伸びやすいかを考えること。それが、パスログの答案添削で大切にしていることです。

まずは、最近解いた答案1枚から相談できます

綺麗な解答を記した答案ではなく、試行錯誤を繰り返し、間違えた答案のほうが、勉強の改善点を探す手がかりになります。

途中で方針を変えた跡、計算が崩れた場所。そういう部分は、本人からすると「うまくできなかったところ」に見えるかもしれません。

ただ、添削する側から見ると、そこにこそ大事な情報があります。どこまでは理解できていて、どこから考えがずれたのか。次に似た問題を解くとき、何を意識すればよいのか。答案の途中を見ることで、そのあたりがかなり見えやすくなります。

だから、見せてもらう答案はきれいに整え直さなくて大丈夫です。普段どおりに解いたものを見ながら、次に何を直していくかを一緒に考えていきます。

答案をもとに、次の直し方を確認できます

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